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  • 執筆者の写真重光

予測不能の時代②

更新日:2023年6月29日

先日は未知の変化への対応力が

現代において退化してきたということ

しかし、それを取り戻す ヒントが、

実はあるということをお伝えしてきました。


それは

予測不能な時代を

乗り越えてきた先人の知恵。


そしてその正統かつ最高の教科書が「易」。

と「予測不能の時代」の著者、

矢野和男さんは言います。


今なお その易というものが、

未知への変化の向き合い方というテーマについて

現代に至るまで 最も体系的で本質を論じており、

今もって古代の体系である易が最も先進的で

尖った存在だということをお伝えしてきました。


では、具体的に

この易の変化理論とはどのようなものか。

どうやって、変化に対応していけるようになるのか?


それには、まず 予測不能な変化と

その向き合い方を俯瞰し

これを体系化することを考えます。


ここではその結果だけをお伝えしていきます。


実際には、

未知の多様な変化を分類して

全体を俯瞰し

それらに分類された変化から

前向きなストーリーが描けると

知ることが大切です。


この未知なものを捉え、俯瞰するということ。


そこがはじまりです。


そして、

変化とあなたの相対的な関係に着目します。

そして、これを乗り越えていくのです。


つまり


あなたがどのように

変化する状況に対応していくか?


どういった視点で変化を捉え、見ていくか?


ということです。


難しい局面に対峙した時、

ある視点に固定してしまう

ことはありませんか。


その見方、考え方に

固定・固執してしまって、

柔軟性を書いてしまう。


そうなってしまうと、

そこから脱却できないと

いうことが起こります。


そして、これを乗り越える人は

これとは逆に、

実は、視点というものを

色々なところに動かす

ということができるのです。


「視点を動かす」こと


それは「スキル」であり

後から身につけることができるものなのです。



つまり、あなたにもできます。



具体的には、

4つの視点をコントロールすること

で変化に立ち向かう。

それには訓練も必要かも知れません。


しかし、

予測不能な状況に対処できるスキル、

変化に強くなれるマインドを

身につけられるのであれば、

身につけたいとは思いませんか?



では その4つの視点をご紹介する前に、

その前提となる

「変化の理論の核心の三原則」というものを

先にお伝えしようと思います。



「変化の理論の核心」とは?


先ほど、


「視点を変えて変化に向き合うこと」


をお話ししました。


そして、その根本は次の三原則にまとめられます。


<第1の原則>

 変化にはその特徴にあった向き合い方がある。


<第2の原則>

 的確に向き合えば変化は機会となる。


<第3の原則>

 変化を機会に変える行為が幸せである。



大事なので、もう一度言いますと、



<第1の原則>

 変化にはその特徴にあった向き合い方がある。


<第2の原則>

 的確に向き合えば変化は機会となる。


<第3の原則>

 変化を機会に変える行為が幸せである。




<第1の原則>は、そうですよね。

変化にはその特徴にあった向き合い方がある。

状況が違うのに同じ向き合い方をしていてはダメですよね。

人も状況も進む速さも違えば、周辺の環境も違います。

(ちなみに、易の中でも、物事が進む段階を3つに分けてあったりします。

 難事も主に4つに分類されています。)


<第2の原則>は、どうでしょうか。

的確に向き合えば変化は機会となる。

ピンチはチャンスという言葉もあります。

過去の事実は変えられないが、自分が認識する過去の解釈は変えられます。

とにかく、どう感じるか、どう生かすかは、見方次第です。



<第3の原則>

変化を機会に変える行為が幸せである。

人がいつも求めるものは、幸せ、です。

別の言い方もあるかもしれませんが、

幸せはわかりやすい表現でしょう。

幸せを状態(Be)ではなく、行為(Do)として見る。

<第3の原則>は、自分の行為、という視点を持ち、

行為自体、振る舞い方自体が、幸せであるという考え方です。

ここでは、あくまで、著者の矢野氏が

幸せを「動詞的に捉える」ということを

提唱している、ということです。



この点を踏まえ、


「変化」を4つの視点で見ていきます。



その4つの視点とは??(右図を参照)




まずは、2つの軸で考えます。


主体である、自分自身(Me)。

そして、自分と、周りの人たち(Us)。


という2つ。


そして


内省と言った方がいいかもしれませんが、

内面、すなわち インビジブル なもの、見えないもの。


それに対して

目に見えるもの、ビジブル なもの、表出したもの。


内面(内省)と外面(表出)


まとめると

MeーUs

VisibleーInvisible


ですね。


この4つの分け方をかけ合わせて、

4つの象限、4つの視点が出てきます。


それぞれを見ていきましょう。

・第1の視点

 まず、私の内面。

 Invisible -me ですね。


先の見えない変化により

内面に生じる不安や迷いにどう向き合うかを問う。

日々の仕事に追われて 状況の分析もできない。

矛盾した要求にどう向き合うのか。


第1の視点による幸せを

覚醒する(Awakening)と呼ぶ。

気づいていくことであり 開かれていくことである



・第2の視点。


Visible -me

この予測不能な変化の中で自分はどんな行動をすべきか。

これまで大事にしてきたことをどこまで守るべきか。

新たな領域に踏み込むべきか。


慣れない状況の中で思うようにいかない焦りに

どう対処すべきか。

第二の視点による幸せを

成長するGrowingと呼ぶ。


はみ出していくことであり 超えていくことである



・第3の視点

我々の内面 Invisible -Usは

この中で生じる新たな人との関係に伴う

不安や迷いに、いかに対処すべきかを問う。


人はあなたについてくるのか。

複雑な人との関係性に、いかにあなたは 向き合うべきだろうか。


ここではRespectingがUsの幸せである。

つながっていくことであり、信じていくこと。


・第4の視点

 外に見える 我々Visible-Us。


一人では生きられない。

我々はいかに人と協力し合い、

新たなことを生み出せるのか。


自分の思い通りにはいかない 中で

いかに 一緒に物事を前進させることができるのか。


ここでは共鳴する(Harmonizing)

共に創っていくことであり、分かちあっていくこと。



ーーーーーーーーーー


あなたに起きる 未知の変化は

常にこの4つの視点から見ることができる。

人は、この4つの視点の中で

どれか1つにとらわれることが多い。


人が4つの変化に

同時に着目するのは難しいからであり

普通は 4つのうちどれか一つにしか

注意を向けることができない。


逆に言うと

この4つの視点を

意識的に動かして俯瞰することで

全体を把握することができる。


そして 先にも述べたように

この視点をコントロールすることで

状況を把握する能力となり、

変化に立ち向かう上で

大きな力になる。


これは一種のスキルであって。

変化に対処する重要な能力なのである。



さらに、これを動的に書くと。


第1の視点→第2の視点→第3の視点→ 第4の視点

という順序である。


すなわち


覚醒する→成長する→尊敬する →共鳴する


となる。


変化の理論の原則は

どんな変化も機会とすることができ

前向きに立ち向かうことこそが幸せであるという

前向きな哲学 なのである。


幸せの本質は、

このような未知の変化に

いかに立ち向かうかにあり

これは静的な状態ではなく

絶え間なく 産み続ける 行動である。



次回は、この4つの視点を

より実践的に見ていくことにします。


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