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執筆者の写真重光

弘法大師と月


6月15日は

弘法大師の1250周年の生誕記念

ということで

今週は空海さん、弘法大師をテーマにします。


月曜日ということで 「月」ですね。


弘法大師と月というテーマ。


弘法大師と月といえば、「瞑想」。


阿字観、月臨観という瞑想法がございます。


これは

弘法大師が伝えたとされる瞑想法です。


今、マインドフルネスなどで瞑想というものが

いろいろ言われています。

禅、座禅などなど。


この阿字観、月臨観という瞑想法は

真言密教の一つの瞑想法です。


特徴的なのは、

お月さまの形をパネルを用意すること。

そして、そのお月さまに向かって瞑想します。


そのパネルには、

月とその下の蓮華。

梵字の阿字(あじ)が描かれており、

これに向かって瞑想していきます。


その中で月臨観というものは 月に向かって。

月を観照する瞑想法です。


本来、人間の心とは

自分の中に収まっている小さなものではなく

無限の広がりを持ちます。


満月のように

欠けることなく、丸く、明るく輝き、

美しく澄んでいて、

とても清らかである

という瞑想します。


これが月臨観です。


阿字観というのは、

月と蓮華、そして梵字の阿字を本尊として

さらなる、わたしたちの本質を感じていきます。


月は智恵をあらわし、

蓮華の花は慈悲をあらわします。


そして、梵字の阿字、

これが 万物の始まりとされています。

言葉で言えば「アー」という言葉・音の始まり。


これらと自分の心が一体となり

生けとし生けるもの、

この阿字と一体となるというように

瞑想をしていきます。


お寺でやっているところもありますので、

瞑想に興味があれば、ぜひおすすめです。

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