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予測不能の時代③

執筆者の写真: 重光重光

未知への対応力とは、

どのように身につけられるのか?

前回は、そのようなことをお伝えしてきました。

おさらいしておきますと、

未知の変化に対しては、

あなたが、それにどう向き合うか?


という問いになります。



そして、その前提としてのマインドセットが


「変化の理論の核心の三原則」


です。



<第1の原則>

 変化にはその特徴にあった向き合い方がある。


<第2の原則>

 的確に向き合えば変化は機会となる。


<第3の原則>

 変化を機会に変える行為が幸せである。



というものでした。

この原則を踏まえて、



4つの視点(象限)


MeーUs

VisibleーInvisible


で対応を考えます。

どう動くか(動詞)ですね。



覚醒する(Awakening) Me・Invisible

成長する(Growing)  Me・Visible

尊敬する (Respecting) Us・Invisible

共鳴する(Harmonizing) Us・Harmonizing



さて、この「予測不能の時代」の著者、

矢野和男さんの提唱する4象限は、

奇しくも、

ティール組織や、インテグラル理論で著名な

Ken Wilberが提唱する4象限とほぼ同じです。


これまでは未知の変化を

2×2の4つの象限で見てきました。



4つの視点から見て

それぞれに的確な名前をつけることで

変化の全体像を俯瞰し

いかなる変化にも

揺るがず立ち向かうのが

変化の理論のエッセンスということです。


変化の理論の原則は

どんな変化も機会とすることができ

前向きに立ち向かうことこそが

幸せであるという 前向きな哲学 なのです。


この4通りの変化

つまり2ビット=2の2乗

を対象にしてきましたが

これが変化の理論の最も単純な場合ということになります。


ちなみに易経というのはこの2×2×2の8で八卦(はっか、はっけ)

というものをベースに

さらに8x8=64という象限で

ものごとを表していきます。


これを少し単純化したものが

この2×2の4つの象限というわけです。


著者の矢野さんは

この次の段階として

4つの幸せそれぞれを

さらに4つに分けることで

16個の幸せの表現が生まれるとしています。



具体的に言えば


探索 対 進化

果敢 対 着実という


さらに2つの2分法を用います。


すると元の4つの視点

覚醒する

成長する

尊敬する

共鳴する


は、さらに以下のように分解されます。



1.覚醒する。

 受け止める 覚悟する 求める 立ち向かう

2 成長する

 始める やってみる 交わる 踏み出す

3 尊敬する。

 信頼する 教わる 心開く 感謝する

4 共鳴する

 結束する 強調する 対等になる 協調する


このように幸せを4×4=16の顔として

捉えることができるということです。


さらにこの16個 4つに分けると

易と同じ 64個の幸せの表現が生まれます。


ただ ここではこの 16個までにとどめておきます。


変化に立ち向かう力を高める方法として

この16個の視点の1つずつ 深めていくことになります。


次回からは さらにこの16個について


実践を踏まえて

我々のに変化に立ち向かう力を高めていく

ワークをしていきましょう。



 
 
 

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