未知への対応力とは、
どのように身につけられるのか?
前回は、そのようなことをお伝えしてきました。
おさらいしておきますと、
未知の変化に対しては、
あなたが、それにどう向き合うか?
という問いになります。
そして、その前提としてのマインドセットが
「変化の理論の核心の三原則」
です。
<第1の原則>
変化にはその特徴にあった向き合い方がある。
<第2の原則>
的確に向き合えば変化は機会となる。
<第3の原則>
変化を機会に変える行為が幸せである。
というものでした。
この原則を踏まえて、
4つの視点(象限)
MeーUs
VisibleーInvisible
で対応を考えます。
どう動くか(動詞)ですね。
覚醒する(Awakening) Me・Invisible
成長する(Growing) Me・Visible
尊敬する (Respecting) Us・Invisible
共鳴する(Harmonizing) Us・Harmonizing
さて、この「予測不能の時代」の著者、
矢野和男さんの提唱する4象限は、
奇しくも、
ティール組織や、インテグラル理論で著名な
Ken Wilberが提唱する4象限とほぼ同じです。
これまでは未知の変化を
2×2の4つの象限で見てきました。

4つの視点から見て
それぞれに的確な名前をつけることで
変化の全体像を俯瞰し
いかなる変化にも
揺るがず立ち向かうのが
変化の理論のエッセンスということです。
変化の理論の原則は
どんな変化も機会とすることができ
前向きに立ち向かうことこそが
幸せであるという 前向きな哲学 なのです。
この4通りの変化
つまり2ビット=2の2乗
を対象にしてきましたが
これが変化の理論の最も単純な場合ということになります。
ちなみに易経というのはこの2×2×2の8で八卦(はっか、はっけ)
というものをベースに
さらに8x8=64という象限で
ものごとを表していきます。
これを少し単純化したものが
この2×2の4つの象限というわけです。
著者の矢野さんは
この次の段階として
4つの幸せそれぞれを
さらに4つに分けることで
16個の幸せの表現が生まれるとしています。
具体的に言えば
探索 対 進化
と
果敢 対 着実という
さらに2つの2分法を用います。
すると元の4つの視点
覚醒する
成長する
尊敬する
共鳴する
は、さらに以下のように分解されます。

1.覚醒する。
受け止める 覚悟する 求める 立ち向かう
2 成長する
始める やってみる 交わる 踏み出す
3 尊敬する。
信頼する 教わる 心開く 感謝する
4 共鳴する
結束する 強調する 対等になる 協調する
このように幸せを4×4=16の顔として
捉えることができるということです。
さらにこの16個 4つに分けると
易と同じ 64個の幸せの表現が生まれます。
ただ ここではこの 16個までにとどめておきます。
変化に立ち向かう力を高める方法として
この16個の視点の1つずつ 深めていくことになります。
次回からは さらにこの16個について
実践を踏まえて
我々のに変化に立ち向かう力を高めていく
ワークをしていきましょう。
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