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  • 執筆者の写真重光

予測不能の時代12 〜予測不能の波を乗りこなす十六の技〜 其の九



〜予測不能の波を乗りこなす十六手「信頼する」〜

(以下「予測不能の時代(草思社)矢野和男 著」より引用)

<旅の落ち着かなさを楽しむ>

変化に向き合う時、

我々は慣れない分野や、

馴染みのない人と交わらなければならない。

周りの反応が読めず

落ち着かないし、不安を感じることもある。

ここで問われることが「信頼する(Trust)」である。

他社との関係の基本は信頼である。

予測不能な変化の中にあっても、

この「信頼」こそが、

人との関係の基本である。

それは、

すでに持っている信頼できる関係だけの問題ではない。

新たな人を信頼できるか、

が問われて問われるのである。

身体の動きで

会話を盛り上げることができるか

が幸せと信頼の基本である。

これは、

気の合う仲間と談笑したり

飲み会をしている時には

誰しもが自然に行っていることである。

しかし

あなたは

それを誰かに与えられるのを待ってはいけない。

自らの周りに生み出そう。

この

人と信頼を作る人生という旅を

前向きに楽しむ 境地になることこそ

動的な意味で 幸せである。

Happyingである。

(以上、引用)

〜視点はMeからUs、尊敬の領域へ(Respecting)〜

ここから、他者との行動の視点になってきます

Respectingの領域ですね。


そこで、信頼する。

MeからUsとなった時の信頼感。

これは、陰陽で裏返すと、不信感が同時に潜みます。

わたしたちが他者と

うまくやれないとおもうとき、

「不信感」があるわけです。

しかし、これは、悪いことだけではなく

リスクを回避する意味では大事なことです。

現代社会においては、

間違ってはいけない、

失敗してはいけない、

という、先入観、周りからの目があるため、

どうしても、リスク回避を重視してしまう

傾向になってしまうのでしょう。

これは、一面しかたがないことですが、

硬直した現状を打開するためには、

すこし楽観的に物事をとらえるということが

必要になってくるのでしょう。

〜易経の「旅」から〜

旅といえば、

易には火山旅という卦があります。

古代、旅というのは、

国にいられなくなった人が

やむを得なくするものでした。

そして、旅先では、

その現地の風習、風俗、文化がありますから、

郷に行っては郷に従えで、

自分が、その土地、旅先になじむ、感じる。

その土地の賢人から、話を聞く。

自分がいくらでしゃばったとて、

旅先では、ただの通りがかりの人です。

ですから、旅先では、旅先での考えに

従うということです。

そこから、

自分になかった新しい考えや

体験が生まれる。

それが、悦びにつながるのです。

人を信頼するには、

ある意味、自分自身にも自信が必要です。

自分へのリスペクトすることと

他者へのリスペクトを

共存していく。

それが、悦びにつながっていくのです。

〜今日のワーク「信頼する」〜

あなたは、

あたらしい仲間との

談笑、飲み会を

いつ楽しみますか?






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